冬場の積雪が多い愛媛県西予市野村町大野ケ原の大野ケ原小学校で26日、一足早く2学期の始業式があり、夏休みを終えた全校児童12人が日焼けしたたくましい姿で学びやに戻ってきた。
 県内の小学校で最も高い標高約1160メートルに位置する大野ケ原小の周辺では、例年11月ごろ雪が降り始め、多いときは約2メートルも積もる。同校では冬休みを1週間長く取り、その分夏休みを短くしている。
 台風15号の影響で1日順延され26日となった始業式の朝、気温16度と肌寒さを感じる中、半袖姿の児童が元気よく登校した。矢野数也校長(55)が「勉強や運動、いろいろな行事を通して目標を持って取り組むことで大きく成長してほしい」と激励。児童は「お母さんの手伝いをたくさんする」「苦手な算数を頑張る」などと1人ずつ2学期の目標を力強く発表した。